ポイ活、家事育児…尽きない〝仕事〟 「専業主婦としか名乗れない」 子育て中「少しずつ仕事を手放した」

少しずつ手放していった仕事
関東地方に住む39歳の女性は、「週1日休めるかどうか」という自営業の夫と、「私一人でゆっくり着替えられないことはしばしば」という、寂しがり屋さんの9歳の息子と暮らしています。

正社員として働いていた女性が専業主婦になったのは、出産後しばらくしてからのことでした。

慣れない子育てに戸惑う日々に加え、自宅から1時間ほどかかる勤務地。育休中も「戻るとしても時短だろうな」という思いを持っていましたが、そこに保育園の壁が立ちはだかりました。

「当時、私の住んでいる地域ではフルタイムで働いていないと保育園に入れないくらい、定員が厳しかった」と振り返る女性。時短勤務で復職したら、子どもを入園させるのは無理だと判断し、職場に復帰することなく退職しました。

退職後しばらくしてから、知人の会社をアルバイトとして週に数日程度手伝っていましたが、「朝からフルスロットル」。その間、子どもは一時保育に預けていましたが、うまくなじめない様子で、結局そのアルバイトも数年前に辞めました。

その後、在宅の仕事を始めましたが、軌道に乗り始めた頃、一時的に子どもが不登校に。「気づいたら少しずつ仕事を手放していました」

ポイ活や投資信託で「お小遣い」
「いつか結婚して正社員として働けなくなっても、なにか自分にできることを」と、正社員として働いているうちから、常に何かしらの形で収入に変えられる「副業」のようなものを探す癖はついていたという女性。

女性には、子どもが小さい頃から続けていることがあります。

それが「ポイ活(アンケートに回答するなどして買い物などに使えるポイントを貯めること)」や、モニター活動、オンラインのインタビューに答えることで「報酬」を受け取ったりすることです。