「算数LDで生理日を予測できず、毎日ナプキンをつけていた」発達障害による生理の困りごととは?

30歳のとき、自分が発達障害であることが判明した。

私は小さい頃からずっと生きづらさを抱えてきたが、その原因が発達障害だったことがわかり、いろいろと腑に落ちた。

発達障害はグラデーション状の障害のため、特性は様々だ。私はLD(学習障害)とADHD(注意欠如・多動症)とASD(自閉スペクトラム症)傾向のトリプルで、特に計算することに困難が認められる算数LDが強く、勉強に支障をきたしていた。

いまだに繰り上がり・繰り下がりのある暗算ができないし、金銭管理もできない。小学校の算数の授業に完全についていけなくなったのは3年生のとき。掛け算九九は覚えればいいだけだったので呪文を唱えるようにして必死に覚えたが、「わからない数字を◯(記号)に置き換えましょう」という内容になったら、なぜ仮の記号を置くのかという疑問がわき、ちんぷんかんぷんになってしまった。

どんなに努力をしても、親が高価な教材を用意してもテストは60点以上取れない。しかし、算数以外の教科は100点を取れていたので、当時は単に算数が極端に苦手なだけだと思っていた。

それが、30歳になって発達障害の特性によることが分かり、あのときの努力は何だったんだろうと、今になって感じている。