引っ越しで「高額な原状回復費用」を請求されたけど、父が弁護士だったから何とかなった
2023年1月に引っ越しをした。
引っ越しにあたって、元々住んでいた物件の管理会社から高額の「原状回復費用」を請求された。大変ビックリした。
「いや、その請求内容はおかしいでしょ」と交渉を試みたが、双方の主張は平行線で埒があかない。さてどうしたものか。
私は不動産や賃貸周りの知識についててんで素人だが、一つ大きなアドバンテージがあった。
父が弁護士なのだ。
奇しくも、秒でアクセスできる一親等に法のプロフェッショナルがいる。「この七光り、今使わなくて、いつ使う」ということで、弁護士ダディの全面サポートを受けつつ「はじめての訴訟」をやることにした。
結論から言うと、私は父のおかげで高額な支払いを回避することができた。いっぽうで、決着に至るまでの道のりはかなり大変だった。
この記事は、問題発生からどんな流れを経て裁判にいたり、どんな決着がついたかまでをまとめたレポートである。
「原状回復費をめぐるトラブル」は、国が解決のためのガイドラインを公に発表しているレベルでとかく頻発している。もしここにたどり着いた人が似たようなシチュエーションに立たされていたとしたら、この記事が一例として参考になれば幸いである。
あと、書いてみたら2万字超えのはちゃめちゃに長い記事になったので、結論から読みたい人は6ページ目から読んで欲しい。
とはいえ、あんまりにも長くて「誰が読むんだ」という感じもするので、忙しい現代人に向けたダイジェスト版も公開した。時間はないがアウトラインは知りたい、という人はこちらを参照されたし。